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目指すもの
ソーラーれんは、「足りていればそれでよい」という考え方を基にしています。限られた資源を基にした技術において"効率のよさ"は大事なポイントの1つです。しかし太陽から降り注ぐ膨大なエネルギーの利用を考えるとなると、必ずしも効率が高いことがいいわけではなくなります。 効率を上げるという考え方ではなく、足りているか足りていないかと考えます。ちょうどいいか、ちょうどよくないかという考え方をするのです。
例えば太陽熱利用で家が調子よくいっている場合に、さらに効率を上げる必要はありません。足りていればそれでいいのであって、もっと集熱効率の高い集熱板をつくる必要性はないわけです。必要なのはそれに投資したお金よりも少なくすることです。効率の高い集熱板をつくるのにお金がかかるのであれば、安くて効率の悪い板でも、足りていればそれでいい。それで済むわけです。
例えば気密でも、気密度はスカスカではやはり「パッシブ」の効果が薄い。熱を取り込んでいるのだから逃げないようにしなければいけない。熱的な観点だけで見れば、換気は少ないほどいいけれども、居住性というもう少し広い視点に立って考えたら、換気はある程度以下には減らせません。むしろ基本的には「多いほどいい」ということになります。強風が吹き荒れるようなものは困りますが、緩やかな空気が動いているのはいいことなんです。
同じように、例えば断熱性が高ければいいとも言えない。なぜかというと、断熱性を極端に高めて魔法瓶のような家をつくると、その中の温度は調節のしようがなくなるんです。ほどほどに逃げていくから、もう少し暖かくとか涼しくということが可能になる。やはりそれも”ちょうどいい”というあたりの世界を求めることになります。
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