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世界の各地にあるプリミティブな民家について、そのそれぞれの土地や気候や風土に応じた造りの合理性はかねてからよく語られています。使われる素材や空間のかたち、住まい方や生活の多様さ、その土地や環境の特質に応じて人々の長い経験や知恵の中から生まれ築かれて今もある心惹かれる家たち。
でも実際はどうなのか。どれほどの効果をその造りが持っているのか。そしてまた、現代の私たちの温熱的な環境の水準とそれらはどう比べられるのか。そんな素朴な疑問と興味を初心とし、OM研究所と協会からの助成を得て、この調査のシリーズを始めました。
一昨年はイランの砂漠、昨年のペルー高地の湖上、そしてこ今年の夏にスペイン南部の地中住居を訪ね、それぞれの固有な空間性の記録と共にいくらかの環境比較が可能な複数のデータが集まりつつあります。今回はそのうちのスペインを先にして、第一回目の報告の展覧会を開くことにいたしました。
ご高覧の上、ご批評、ご助言をいただけますよう、メンバー一同願っております。
代表・東京藝術大学・益子義弘
建築科益子研究室・一同
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