2002-07-26 12:00pm 更新 
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  空からの眺め、久しぶりの豊かな緑。
  南国情緒あふれるスパニッシュコロニアル。
 
  この街には、屋根なしのインチキはない。古びたスペイン瓦とレンガで作られている。
 
  カテドラル。ここでもスペインの強烈な洗脳作戦が展開したのだろう。

サンチャゴには、サンタクルスから戻ることにしていた。日本で得た知識では、サンタクルスは海抜70m、アマゾンの最上流である。興味は、海抜3,500mのラパスから、たった80kmで海抜70mになる区間の植物の変化にあった。
時間と距離を無視してイメージしていた移動方法はもちろん陸路であったが、計画段階から慎重・安全派の通訳の猛烈な抵抗に会い、この区間は飛行機で移動することになっていた。フライトは約1時間、めったに乗れないBOLIVIAN AIRLINESに乗ることになる。せめて空からでも観察したいと思い、逆光にならない右側、翼がじゃまにならない最後部を希望した。
BOLIVIAN AIRLINESには絶滅危惧の「喫煙席」が5席ある。ぼくの席の上には「喫煙可」のサインが着いていた。
席についてちょっとがっかりした。飛行機がぼろくて、窓ガラスがサンドブラスト仕上げに変化していたからである。おりしもお天気にも恵まれず、イメージしていたようなダイナミックなランドスケープは望めなかった。
空港に着くと信じられないくらい体が自由になった。水を得た魚…とでもいうのだろうか、透明な呪縛が一瞬にして溶けた感じだった。鼻をつまんで耳抜きをすると音の世界も変貌した。高地に慣れた…と思っていた状態、コカ茶でラリっていた状態、サンタクルスに着いて、あきらかに今までが異常だったということを認識できた。慣れるのは大変でも、元に戻るのは瞬時であった。直後はタバコでも吸いながらマラソンだってできそうな感じで怖いくらいだった。
サンタクルスについてはほとんど知らない。昔日本からの入植があった。沖縄人が多い。そして友達の友達が現地人と結婚してプロバイダーをやっている…。呪縛の溶けた体で、街を歩いた。レンガとスペイン瓦からなるスパニッシュコロニアルの古い町。板張り天井のカテドラル、市場に行った。インチキブランド品と安物プラスチィクが幅を利かせていたが、食べ物は新鮮で豊富だった。

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