2003/03/28掲載
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奥村:安田さんといえば「真かべ」と思ってます。
安田:僕は真かべの男、ッていうわけじゃないんです。でも真かべは正直だから好きです。結局は自然で気持ちがいい。10年前までは大壁をやっていたし、今でもグチャグチャッとした泥のかたまりみたいなヤツとか、スカスカでも蓄熱だけはあるというようなヤツがやってみたいと思ってるんです。
奥村:わァ、それは全く同感。ホヤみたいなの、やりたいですね。

 
北軽井沢の家

安田:最近作「北軽井沢の家」は住宅建築4月号に載っていますから見てください。今の僕は「配管の真かべ」「照明の真かべ」などから、「OMの真かべ」に至るまで、すっきりしてきています。
奥村:具体的には、どういうことなんですか。
安田:柱を見せるということでは、「チリ」は大きいほどいい。梁も見せる。以前は105角でしたが、120角になり、北軽井沢では150角になり、納得。枠おさまりがなくて梁に建具の溝を切っています。
柱と梁がゴーンと立派でも、ほそい線がないとやさしさを作ることが出来ない。木をいつくしむ、林の中にいるような気持ちになる。それには、こまやかな線が必要。例えば、面のとり方、舞良戸、垂木、外壁のたて押し縁、格子、家具、などがリズムをととのえたり、メロディを奏でたりする。
奥村:そのへんがこのコーナーのねらいでもあります。
安田:この家も全部真かべだけではなくて、浴室は大かべです。おととい、きのう、そして今日も行くのですが、渋谷の鶯谷というところにある銭湯。そこで気がついたのですが、脱衣場は林で、浴室は滝つぼなんですね。
奥村:浴室も真かべの家だってありますよ。鹿児島県で泊まった宿では真かべ、左官仕上げの風呂場でした。
安田:それは有り得ますが、水まわりは大かべがいい。
最近は気密・断熱が必要ですから外壁はどうしても大かべになります。
奥村:外壁だって真かべの家、ありますよ。うちが、そうです。
安田:でも断熱・気密はダメでしょ。
奥村:えヽ。すきま相当面積19平方センチメートルですからねェ。
話がそれました。ディテールに戻りましょう。先ず柱の「チリ」ですが……。

軽井沢の家 1階平面図
(図をクリックで拡大図閲覧可能)
この平面図は「今月のBlue Print」でPDF閲覧することができます。
軽井沢の家 2階平面図
(クリックで拡大)
北軽井沢の家 立面図
(クリックで拡大)
       
 

LAST UPDATE [ Fri, 2003-03-28 13:45 ]
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