亜鉛閣を使ってみて

 現在建物が完成して1年半ほど経ったところである。暖冷房とも予想以上の効果があり満足している。ただ、昨年の夏は記録的な猛暑の期間があり、この時期はOM冷房はおろか、1階居間に1台だけ設置したエアコンの冷気が2階までは届かず、設計の失敗だとか2階にもエアコンが必要だという意見が女房から出た。普通の夏なら問題はないハズなので、今年はどうなることかと思っている。

 亜鉛閣の冷暖房の成績は上のグラフのとおりである。それぞれ1日および1ヶ月間の室内外の温度変化を記録したものであるが、室内は1階(床上1m)だけでなく、2階でも計測しておくべきであったかもしれない。それにしても、この結果は大成功だと思っている。
 夏にはOMソーラーのお湯取りにより大量のお湯ができてしまうので、いずれ庭の池の岸に露天風呂を造ろうかと考えている。

 なお、亜鉛閣の命名は、かの金閣・銀閣から頂戴したことを足利家または室町幕府にお断りしておきたい。

山下和正 やました かずまさ

建築家、工業デザイナー、駒沢女子大学人文学部空間造形学科特任教授

1937年 名古屋生まれ
1959年 東京工業大学工学部建築学科卒
     日建設計、大ロンドン市役所他を経て
1969年 山下和正建築研究所設立   
     東京造形大学助教授、東京工業大学教授を歴任

[建築作品]
フロム・ファーストビル(1977年 日本建築学会賞受賞)
六本木ピラミデ(1991年 東京建築賞最優秀賞受賞)
JR山形新幹線新庄駅舎(2000年 鉄道建築賞受賞)等多数

[工業デザイン作品]
イタリア・アレッシ社のコーヒーセット(京都国立近代美術館収蔵品)等

※本業の傍らの古地図収集歴は30年以上に及び、現在、国際古地図収集家協会(IMCoS)日本代表を務める。日本民藝館評議員。
 

LAST UPDATE [ Tue, 2003-05-27 13:40 ]
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