参加者からは北軽井沢の家に関しての質問がでました。

質問  屋根勾配が2寸で平葺きってかなり危険じゃありませんか?
安田  設計では立てはぜ葺きでしたが地元の板金屋はできないというので、瓦棒葺きと言うと、それじゃあ雨漏りするから平葺きにさせてくれということでそうした。2寸勾配だとメンテナンスも楽だし、外観も綺麗だからね。

質問  外壁(板壁)の仕様を唐松未乾燥材と指定していますがどうしてですか
安田  この地域は湿気が多い場所で乾燥しすぎた材をつかうと跳ねてしまうので。このへんの感覚は実際に現地で暮らしているからこそ成せる業ですね。

質問  このプランニングはひじょうにスッキリとまとまっていますが、安田さんからの提案だったのでしょうか?
安田  いえ! はじめはもっとごちゃごちゃしていたけど、住まい手がこれも要らない、あれも要らないと削っていくうちに何もなくなってしまいました。基本設計で10案ぐらい提出しましたよ。現在の住まいもひじょうにシンプルな暮らし方をしています。でも、持ってる物は全て一流品ですよ! この家はご主人が退職後に夫婦二人で永住する予定ですが、この自然があれば何にもいらないから、その一流の品々さえ処分すると言ってます。

質問  FFヒーターの能力はどのように決めたのですか。
安田  単純ですよ、床下の容積を2400h(一般的な天井高)で割って出しました。結果的にも十分でした。外気マイナス10℃以下でも40帖の部屋を16℃〜18℃に24時間保てますから。しかもランニングコストは灯油代が月々4200円程度で。住まい手からも『外がマイナス10℃の日でも室内は東京より暖かくて身体がとても楽です。』と喜んでもらってます。

質問  床下に燃焼機器を入れるのに抵抗ありませんか? それと24時間燃焼し続けた場合の耐久性は?
安田  機器周りは不燃材で囲っています。ただ気持ち悪いと思えば気持ち悪いので、そういう人は半埋め込みにすればいいと思います。壊れたら買い換えればいいでしょ。FFヒーターって高いもんじゃないし、取替えもらくですよ。

質問  床下を暖房しながら外気(冷気)を入れることによって結露が起きそうですが?
安田  そうかもしれない。でも土間コンの上での結露なら問題ないでしょ。この冬何度か足を運びましたが、今のところ結露はしてません。家全体の空気が動き、床、壁、天井とも吸湿性の良い自然素材を使っていますしね。

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 改めて気温、湿度、気流、輻射、伝達これらを総合的に考え、どう感じるか、を常に考えて“空気をデザインする”面白さを教えていただいた今日の会でした。
 北軽井沢の家に伺ったとき、安田さんは放射温度計で建物の各部位の温度を測って見せてくれました。体感温度≒(気温+室内表面温度)/2だとすると、快適な室内環境をデザインしていかなければならない我々にとっては必須アイテムです。早速購入、我が家にはレーザー光線が毎日飛びまくってます。

 

LAST UPDATE [ Mon, 2003-09-22 14:12 ]
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