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能登半島の付け根辺りのこの町は建具の町。木製建具では県下一。県外からも多くの注文が入る。襖の縁はフローコーターという特殊な建具用塗装機で本漆塗とほとんど見分けがつかないほどに仕上がる。
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能登では地元の建具屋さんがまだしっかりしていて、どのような注文にも応じてくれる。私はなるべく地元材で素地のまま、または拭漆等の仕上げで使用する。私の事務所では、総ての建具は原寸詳細図を描き発注する。市販の金具で間に合わない場合は金物製作図を書き、鉄工所に注文する。能登にはまだ職人の技が、そして心意気が息づいているのである。
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