今回のOMフォーラムは講演スタイルではなく、表題のようにオープンハウス見学ということになりました。
今回見学した「9坪の家」は、最小限住宅の建築史に残る名作「増沢邸」を再現したことで建築関係ではかなり有名な建物となっています。建て主のご夫妻がそれぞれの立場から、本を著し、大きな反響を得、その結果、雑誌をはじめいろいろなマスコミ、インターネットでも数多く取り上げられています。
しかし、ふつうの家ならともかく、これほど小さい建坪の空間はいかなるものか、写真だけではなかなか想像も実感もできません。
フィリップ・ジョンソン(1906〜:アメリカの大御所建築家)の「建築を学ぶ唯一の方法は、そこに出かけていき、その建築の中に身を置くことだ」の言葉をまつまでもなく、やはり、情報が多いほど、かえって建物は実物を見るしかない、という思いが、今回のフォーラムの動機の一つでした。(久道)