今回のOMフォーラムは講演スタイルではなく、表題のようにオープンハウス見学ということになりました。
今回見学した「9坪の家」は、最小限住宅の建築史に残る名作「増沢邸」を再現したことで建築関係ではかなり有名な建物となっています。建て主のご夫妻がそれぞれの立場から、本を著し、大きな反響を得、その結果、雑誌をはじめいろいろなマスコミ、インターネットでも数多く取り上げられています。
しかし、ふつうの家ならともかく、これほど小さい建坪の空間はいかなるものか、写真だけではなかなか想像も実感もできません。
フィリップ・ジョンソン(1906〜:アメリカの大御所建築家)の「建築を学ぶ唯一の方法は、そこに出かけていき、その建築の中に身を置くことだ」の言葉をまつまでもなく、やはり、情報が多いほど、かえって建物は実物を見るしかない、という思いが、今回のフォーラムの動機の一つでした。(久道)


今年のOMフォーラムは、「M&N設計室」主宰であった益子義弘・永田昌民の両氏を、大阪天王寺にある一心寺にお招きして、聞き手・吉井歳晴氏のもと開催しました。お二人揃っての講演、しかも関西ではまったく初めてということもあって、益子・永田ファンが多数参加し、住まいづくりの手法をたっぷり聞くことができました。今まであまり知られていないお二人の関係、なぜM&Nなのか、吉村順三先生との関係、お二人が育ってこられた原風景なるもの、住宅を設計するスタンス、さらに、それぞれの自邸である「新座の家」「東久留米の家」の歴史、エピソードなど興味のある話ばかりで、住まいづくりにかけるお二人の熱い思いやエネルギーがひしひしと感じられた座談会でした。
21世紀に入った今、社会や家族の変化に伴って、住宅の形も変化しています。しかし最近見かける住宅は、どこかものたりなさを感じています。今回お二人のお話しを聞くことにより、私たちが失いつつある大事なことを思い出させられ、真の意味での住宅デザインを教わったと思い、幸せなときを過ごせました。(広渡)


今回は土曜建築学校の報告もかねて、授業の進行に合わせて、テーマにしたことをまとめてみました。授業は、建物をとりまく環境としての気候・風土とデザインについて扱ったあと、建物内部の室内気候の科学にふれ、今の建物が抱える換気や結露の問題を扱いました。さらに次世代基準がイメージした世界について探り、パッシブシステムについて解説しています。(武山)




毎月何人かの方に自分が使っている道具を紹介していただきます。ジャンルは問いません。何が紹介されるかは毎月のお楽しみです。(編集部)




 
「9坪の家・萩原邸
 オープンハウス見学」

 OMフォーラム勉強会
 文・写真:久道健三
「M&Nの仕事」
 ー益子義弘・永田昌民
  座談会を終えてー

 OMフォーラムOSAKA
 2001春
 文:広渡孝一郎

「2001土曜建築学校の
 模様」

 すまいの環境学
 環境デザイン学
 文:武山倫

「花野路モデルハウス
 見学」

〈住宅の乾燥と
    OMソーラー〉
 文・写真:今村正文

「長池ネイチャー
   センター見学」

 文:金澤重雄
「今月の道具」
天秤シャークそろばんKestrel3000
今月の7人

6月のOMフォーラム九州では今村工務店の花野路モデルハウスの見学が行われました。施工された今村工務店の今村さんにこのモデルハウスについて記事をおよせいただきました。(編集部)




5月に行われた土曜建築学校で、野沢正光校長が設計した東京の多摩市長池のネイチャーセンターに見学に行きました。建物について土建の受講生である金澤さんにレポートいただきました。(編集部)





風向風速」では、メンバーの方々の近況を紹介します。毎月編集部でピックアップして原稿をお願いさせていただきますが、積極的に原稿をおよせくださることも可能です。その場合は200文字程度でメールでおよせください。(編集部)


 

 


 
 
LAST UPDATE [ Thu, 2005-08-11 20:28 ]

プライバシーポリシー/個人情報保護について

Copyright (C) 1998-2006 OM INSTITUTE Inc. All rights reserved.