|
2002年に創立15周年を迎えたOM研究所は、1987年にOMソーラーシステムの生みの親・奥村昭雄を所長としてOMソーラー協会と同時に設立されました。OMソーラーの母体となったグループは「ソーラー研」と呼ばれ、奥村昭雄を中心として建築の設計者や環境の研究者で構成された勉強グループでした。OMソーラー以前から続くこの勉強会は、いろいろと姿を変えながら今日の「OMフォーラム」や「土曜リレーフォーラム」に続いています。
この15年間、OM研究所はOMソーラー協会やOM計画と共同しながら、設計者の立場からOMソーラーシステムの普及啓蒙をはかってきました。研究所では多くの設計者に「設計の考え方」としてOMソーラーシステムを伝え、またOMシミュレーションを設計の道具として使うことを伝えるサービスを通じてこのシステムを広めてきました。この15年間に、研究所でガイダンス・設計講習を受けた設計者は約2000人、いままでに建ったOMソーラーシステム導入の建物の約1割はなんらかの形で研究所が関わることができたものだと思っています。
研究所では15周年を機会に、設計者のサポートを含むコンサルタント業務の拡充をはかることとしました。OMソーラーシステムがインストールされる建物に積極的に関わることによって質の高い建物を世の中に送り出し、このシステムへの正しい理解を広めたいと考えています。「設計の考え方」としてOMソーラーシステムが正しく理解されることは、このシステムの普及にとってとても大切なことと考えています。
また、建築設計の実践の場でOM研究所自らOMソーラーシステムのデザインを検証しながら、技術の向上と展開をはかり、あらたな手法の開発を試みることも大切なことのひとつと考えています。
現在OM研究所は、静岡県浜松市村櫛に計画されている「地球のたまご」(OMソーラー協会社屋)の設計に関わっています。この「地球のたまご」では、OMソーラー協会研究室と共同で実験を重ねながら、さまざまな新しい試みを実施計画に盛り込んでいくことを考えています。この村櫛での取組みでしか実現できない特殊なことだけでなく、長期的展望にたって、新しいOMソーラーシステムのアプリケーションを開発する場としてどのような技術を盛り込むかを検討しています。
|