屋根面に取り入れられた外気は、太陽熱で屋根面が暖められると上昇します。通気層を通って暖められた空気は、屋根上部に設置されたガラス付き集熱面の温室効果でさらに温度を上げて棟ダクトに集められます。
集熱空気は、OMハンドリングボックスを通って床下に移送されます。このボックスの中には、ダンパーとお湯採りコイルと、小型ファンが入っています。ボックスの入口側は屋根と室内に開口を持ち、出口側は建物外部と床下に開かれています。屋根の集熱を床下に取り入れるか外部に排気するか、また、室内の空気を床下に循環するか外部に排気するか、4通りの動作が可能です。
縦ダクトを通して送られてきた熱い空気は、床下の空気層をゆっくりと流れ、蓄熱コンクリートを暖めながら、床吹き出し口から室内に出ます。太陽が沈んだ後は、コンクリートからの放熱で床を暖かく保ちます。蓄熱部位は必ずしも床下でなくてもよく、RC造などでは、壁に蓄熱する方法や、水タンクを蓄熱体にする方法もあります。
OMソーラーでは曇天時などの、集熱が不足する場合の補助暖房をどのようにするかを考える必要があります。エアコンやストーブなどで室内の空気を直接あたためる方法、床下ファンコンベクターによる温風で床下空間をあたためる方法、デュアルコイルと床吹出口加温コイルで床下+室内を暖める方法などあり、その建物にあったOMのあり方を検討しながら選択します。 左図はボイラーであたためた温水をOMハンドリングボックスと床吹出加温コイル送る方式で、集熱時と床下環境をつくることができます。