2003.11.08 UPDATE
今日はカフェ棟木造部分の建て方の日です。同時にA棟では屋根立ち上がりのコンクリート打ちも重なり現場では朝早くから多くの職人さんたちが走り回っています。 カフェ棟の建て方はまずは柱を立てて、先日予め合掌に組んでおいた登り梁を載せていく順序で進められました。午前中に柱が終わり、3時ごろには登り梁も完了。タイバーを入れて、仮筋交いを打ち付けて根かたぎを見ます。タイバーを通す柱の穴が少しきつくて、大きめに開けなおす作業に少し手間が掛かってしまいましたが、ほぼスムーズに進みました。 この建物は水平連続窓を実現するために柱のほとんどが自立するように設計しています。写真を見ていただくと柱脚のベースプレートの他にRCの腰壁と緊結するための金物を入れてほとんど筋交いの必要ない構造体としています。 今回の建て方において一番の心配はプレカットの精度でした。なにしろ、桁行き方向2.4m×11スパン、全長26.4mという長さはプレカットを担当している日東木材にとっては初めての経験だったからです。日東木材の中村さんは中間で1スパン長さを調整する梁をもうけましょうと少々弱気でしたが、現場サイドでは今後に控えているコリドール(24スパン、57.6m)の事を考えたらカフェ棟でビビっている場合ではありませんでした。 結果的には全長で6mm短いというかなりいいといえる精度でした。全ての柱はカネ(垂直)が出ていて、心配されたサッシュへの影響もなさそうです。まさにプラモデルのように組み上がったわけです。今回のカフェ棟は全体の中ではかなりシンプルなつくりなので、複雑な事務棟やコリドールの前にやれたことはみんなにとっていい経験になりました。中村さんにはもっと自信を持って今後もがんばってほしいですね。
11月5日(水) 今日は永田さんと田瀬さんがいらっしゃいました。定例打ち合わせの日です。 現場に到着早々ヘルメットを持ってカフェ棟に直行です。 「杉の香りがいいね。」 「軒高300上げた割には結構小さく見えるね。」 「RCが目立つけどこの辺は田瀬さんが土を盛ってくれるんだよな。2mくらいだっけ。」 現段階ではRC部分が妙に目立っていますが、田瀬さんの外構設計では西側には草土手のスロープ、南側も、東(湖)側も足場が取れた後に盛土されてなじんでくる予定なのです。 内部に入ると永田さんのチェックが入りました。「タイバーのレベル低くないか?」60mmの母屋材を五枚積んで実際の目線で確認。結局気になるという事でタイバーを上げるか、床を下げるかという検討が始まり、午後の定例打合せのほとんどがこの話題で占めることになった。冷温水管やドレインの勾配の関係で床を下げる事は不可能、結局タイバーを上げる事になった。
11月6日(木) 昨日田瀬さんが外構工事担当者たちにメッシュカゴの施工指導をしていましたが、僕は見ている余裕がなく、田瀬さんから「うまくいってるよ。明日見たら。」といわれていたので朝一番で見に行ってみた。浜名湖側堤防沿いに215mくらいメッシュカゴを設置するための根切りは既に完了している。これほど長いアースワークは田瀬さんにとっては福島の水族館「アクアマリンふくしま」をしのぐ最長記録とのことだ。メッシュカゴについて詳しくは緑化プロジェクト5×緑のホームページを参照してください。(URL http://www.gobaimidori.jp/ ) 田瀬さんの仕事も徐々にかたちになりはじめていますが、まだまだ先は長い。実は地球のたまごのランドスケープデザインは既に昨年の4月からずっと続いているのです。浜名湖周辺の植生を調査するところからはじまり、OMソーラー協会の職員自らがどんぐりの採取やサシ木をして苗木を作り、それを敷地一面に植栽しようというのが「ドングリプロジェクト」なのです。毎週木曜日は「ドングリの日」という事になっていて今日も協会から5人くらいが作業に来てがんばっています。 「ドングリプロジェクト」については、またおいおい書いていこうと思っています。
11月7日(金) 今日は現場が静かだ。現場監督の川中さんはカフェ棟の建て方がきっとうまくいかないだろうと読んでいたらしく、日程的に余裕をみていたのだ。 こういう静かな日には僕の作業の方も能率が上がります。現在僕は納まりの詳細をじゃんじゃん書いています。基本設計から一貫してCADで書いてきましたが、やはりどうもしっくりこない。ついに手書きでしかもフリーハンドというところに落ち着いてしまいました。以前から愛用していたセキレイのコピーペーパーA3・6×6も届いたので僕にとっては万全の環境が整いました。