|
12月2日(火)
今日は永田さんが奥村先生を連れてこられました。
事務室E・Fの建て方は大工さんももう鼻歌まじりで着々と進んでいるので、形が見えてきたところを見てもらうことが出来ました。
O(奥村):「(木材を見て)黒いのが全然ないねえ。春野でやったときは黒いのが結構多かったんだよ。黒いのもうまく使えば、根太なんかには結構いいんだけどね。」
「春野」とは木曾三岳奥村設計所1982年の作品「春建会館」のことだと思います。春野町は天竜市のさらに川上にあるので20年前におなじ天竜の杉を使っていたのでした。ドライングセット〜OM乾燥した地球のたまごの天竜杉の中にも最後の最後までちっとも含水率が下がらない黒ずんだ材が何本かありましたがそれのことかもしれません。
N(永田):「源平もほとんどないでしょう。」
O:「柱が太いねえ。こんなに必要ないでしょ。」
N:「無柱にしたものだから。」
T(徳田):「無柱空間にするために柱を自立させているのでこれくらい必要なんです。ベースプレートとは別にコンクリートの腰壁でも拘束して自立させているんです。」
O:「あ、そうなの。この基礎の立ち上がりはただ立ち上がっているだけじゃなくて構造できいているのね。」
| |
 |
 |
奥村先生を現場に案内する永田さん 事務室Aを見上げる |
| |
 |
 |
アルコーブ付近 |
奥村先生はとても元気で現場のあちこちある段差もひょいひょい歩いていらっしゃいました。こちらはひやひやしてしまいましたが、元気で何よりです。
現場事務所に戻り、酸化チタンの話題になる。
O:「酸化チタンはこれからもっといろんな使われ方をされると思うんだよ。OMなんかはいろんなところで使えるんじゃないかな。今は化粧品とか衛生陶器のコーティングくらいだけどね。コストも今よりずっと安くなっていくと思うんだよ。ぼくが子供の頃アルミはすごく高かったんだけど30年くらいで1/10になったからね。」
T:「あの窓の外にあるのがたまごで使う酸化チタンのメッシュのサンプルです。」
O:「まえ、東大に見に行ったね。永田さんも一緒だったっけ。」
「これは色は白しかないの?黒の方が光が反射したりしないから白よりは空がよく見えるはずだよ。」
N:「それもあるなあ。徳田くん、黒があるかどうか泉に聞いてみなよ。」
奥村先生は酸化チタンに関してご自分でもいろいろ考えているらしく、話は尽きませんでした。
|